#136 キャリアの棚卸し「頑張りの方向性を確認する」

忙しいからこそ、立ち止まる
「忙しくて、将来のこと考えてる余裕ない」
そう思う時こそ、実は一度立ち止まった方がいいタイミングだったりします。
忙しさの中で頑張り続けていると、いつの間にか「何のために頑張っているのか」が見えなくなってくることがあります。
方向性がズレたまま走り続けると、頑張っているのに満たされない、というモヤモヤにつながりやすいんです。
先週は「お金の使い方のクセ」を棚卸ししました。
今週は、その延長線上にある「キャリア・働き方の棚卸し」です。
忙しい人ほど後回しにしがちなテーマだからこそ、今週は立ち止まって向き合ってみましょう。
1 | なぜ「やりたいこと」から考えるとうまくいかないのか

「やりたいことは何?」と聞かれても、すぐに答えられる人は多くありません。
理由はシンプルで、日々の忙しさの中では「やりたいこと」を考える余白そのものが失われているから。
無理に絞り出そうとしても、漠然とした答えしか出てこないことがほとんどです。
そこでおすすめしたいのが、逆から考える方法です。
2 | 逆質問ワーク:「もう一度やりたくないこと」から考える
やりたいことではなく、まず「もう一度はやりたくないこと」を3つ書き出してみてください。
書き出す例
・毎日同じ内容の単純作業を繰り返す仕事
・意見を言っても誰にも聞いてもらえない環境
・終わりの見えない残業が当たり前になっている働き方
などなど。
過去の仕事や案件、人間関係の中で「あれはもう無理」と感じた経験は、
誰にでも一つはあるはずです。
それを言語化するだけで構いません。
3つ書けたら、それぞれの反対側を考えてみましょう。
「単純作業の繰り返しがつらかった」なら、「変化や裁量のある仕事がしたい」。
「意見を聞いてもらえない環境がつらかった」なら、「意見を尊重してもらえる関係性で働きたい」。
こうして、避けたいことの裏側から、本当に求めている条件が見えてきます。
3 | 消耗ポイントを軸ごとに言語化する
「なんとなく疲れる」という感覚を、そのままにしないことも大切です。
軸を分けて書き出すと、原因がぼやけたまま終わらなくなります。
軸1:人間関係
誰といるときにエネルギーを消耗するか。
特定の人なのか、特定の関わり方(報連相の多さ、距離感の近さなど)なのかを分けて考えてみましょう。
軸2:業務内容
どのタスクが一番エネルギーを吸われるか。
逆に、時間を忘れて没頭できるタスクは何か。
両方書き出すと、対比で見えやすくなります。
軸3:働く時間帯
朝型か夜型か。
今の働く時間の使い方は、自分の集中力の波に合っているか。
時間帯のミスマッチは、意外と見過ごされがちな消耗ポイントです。
軸を分けて書くだけで、「なんとなく疲れる」が「この軸のこの部分が原因だ」と、輪郭のあるものに変わっていきます。
4 | 今日からできるアクション:増やす1つ・減らす1つ

ここまでの気づきを踏まえて、最後はシンプルなフォーマットに落とし込みます。
下半期に向けて、それぞれ1つだけ書き出してください
増やしたいこと:
(例)裁量を持って進められる仕事の割合
減らしたいこと:
(例)意見が通らない場での消耗
欲張らないのがコツです。
増やすことも減らすことも、1つずつに絞ることで、実行可能なレベルまでハードルが下がります。
あれもこれもと書き出すと、結局どれも実行されないまま下半期が終わってしまいがちです。
今週のアクション
紙、もしくはスマホのメモに「増やす1つ」「減らす1つ」を書くだけ。
書いたら、目につく場所に置くか保存しておいて、下半期が始まる前にもう一度見返してみてください。
頑張りの方向性は、一度決めたら終わりではなく、こうして定期的に確認し直すことで、ズレを早めに軌道修正できます。
今週のまとめ
「やりたいこと」より先に「もうやりたくないこと」から考える
消耗ポイントは人間関係・業務内容・働く時間帯の軸で分けて言語化する
下半期に向けて、増やすこと・減らすことをそれぞれ1つだけ決める
書いたものを保存して、下半期前にもう一度見返す
来週は、今週見えてきた方向性をもとに「小さく始める副業・スキルアップ」について一緒に考えていきます。
まずは今日、紙かメモに1行書いてみてくださいね。
頑張ることは大切ですが、その頑張りが正しい方向を向いているかを確認することも、同じくらい大切です。
忙しい今だからこそ、少しだけ立ち止まってみましょう。
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